良いところ:
- CERN,反物質,キリスト教,バチカン市国,ローマ等,様々なことについて知ることができる
- 息をつかせぬストーリー
- 字が大き目,行間も広めで読みやすい
- 長い
- 普段,宗教に縁遠い者には,教会関係者の心理描写に共感がわかない
- 終盤,主人公に関して荒唐無稽過ぎて興ざめ
ベストセラーで2009年に映画化もされている.世の中には物知りな人がいるんだなぁと思わされる.ただ,研究者の娘とか,話の中では魅力的な人物のようなのだが,人物描写からは伝わってこない.犯人の動機は,理屈はそうなのかもしれないが,まったく実感がわかない.終盤,ラングドン,ヘリコプターときて,いや,それはないだろうと思った.
つまらなくはないが,好きにはなれなかった.
天使と悪魔 (上)
2003/10/30
ダン ブラウン (越前 敏弥訳)
天使と悪魔 (下)
2003/10/30
ダン ブラウン (越前 敏弥訳)