2016年9月25日日曜日

『もてない男 ― 恋愛論を超えて』

7「回」に分けて,男女の関わりについて,「もてない」男の視点で小説や評論を取り上げながら,論じたもの.男女の関わりとしてとりあげられているのは,童貞,自慰,恋愛,嫉妬・孤独,愛人,強姦・誘惑,反恋愛の7つ.書いてみると,刺激的だが,内容は真面目.

良いところ:

  1. 多様な視点を取り上げながら,著者の「もてない」男の視点で意見を述べているところ
  2. 様々な参考文献が上げられているところ.
  3. 最終回の結び.
残念:
  1. LGBTが取り上げられていない
残念は,かなり無理矢理.199年出版の本としては,致し方ないか.

著者のアマゾンのレビュー群は,尋常ではない. 本にまでなっている (『小谷野敦のカスタマーレビュー 2002‐2012』) .


 もてない男 ― 恋愛論を超えて
 1999/1/20
小谷野 敦

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