2016年8月28日日曜日

『フラッド』

アウトロー探偵バーク・シリーズの1作目.日本で修業を積んできた美人武術家フラッドの依頼で,友人の仇のコブラなるベトナム帰りを探して...というお話.読んだのは,徳間文庫版.

良いところ:
  1. ひと昔前のニューヨークには,こんなところがあったと垣間見えるところ
  2. 主人公が色々怪しげな仕組みを使って公衆電話を駆使するところ.時代なりにセキュリティ(を破る)技術があるのだということがわかる
残念:
  1. 中身の割に長いと感じられた
  2. 話の組み立てが散漫と感じられた.
率直に言って,退屈というか読み進めるのが辛かった.読解力の問題かもしれないが,武器密輸の話など,本筋との関係が読み取れなかった.どこかによい解説はないだろうか?

下巻巻末の訳者あとがきでも,『「人外魔都」(←ニューヨークのこと)の探検家』と作者のことを紹介して,作品やストーリのことはそっちのけ.

「アンドリュー・ヴァクス(Wikipedia)」 によると,第二作の『赤毛のストレーガ』 (Strega)(1987年)はフランス推理小説大賞を受賞したとのこと.読んでみようか,どうしようか,悩ましい.

フラッド 上巻 下巻
1988/6/15
アンドリュー・ヴァックス (池本 和夫訳)

フラッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)
1994/09
アンドリュー ヴァクス (佐々田 雅子訳) ← 翻訳者が異なる

ミルクゼリーのレシピ

水を使わずに,牛乳と練乳 (コンデンスミルク) で作る.粉ゼラチンを使用する.

材料 牛乳200cc,練乳50cc,粉ゼラチン5g,バニラエッセンス (無くても良い) (丼一杯程度)
  1. 牛乳150ccを粉ゼラチンが溶けやすくなるよう,沸騰しない程度に温める.
  2. 粉ゼラチンを少しずつ入れながら,泡だて器でよく混ぜて,粉ゼラチンを溶かす.ドサッと入れると,ダマになって触感が悪くなる (が,食べられはする)
  3. 残りの牛乳と練乳を,粉ゼラチンを溶かした牛乳に入れる.バニラエッセンスを数滴入れて,よく混ぜる.
  4. 適当な容器に分けて,荒熱を取った後に冷蔵庫に入れる.
  5. 1時間半~2時間で固まる.
森永製菓の「クックゼラチン」5g (小袋1つ) で上記分量だと,柔らかめのミルクゼリーが出来上がる.丼で作ると,皿に出したら自重で平べったくなってしまう程度.好みで牛乳を増減する.

上記の練乳の割合では甘すぎるという場合は,練乳を減らしてその分牛乳を増やせば良い.

素材辞典 ゼラチン (本高砂屋)」によると,「板ゼラチンは、粉に比べるとクセがなく、透明感のある仕上がり」とのこと.が,水でふやかす手間が加わる.

毎日作るとかなら別だが,たまに作る程度ならば小袋に分けられたものが,保存も楽.
森永製菓

2016年8月21日日曜日

ハンバーグのレシピ (2016年8月版)

ハンバーグに入れる調味料」のベストアンサーによると,「ナツメッグを加えたミンチは、肉が焼ける時に出るおいしそうな香りを放ちます」とのことである.試してみたら,確かに違いがわかる.という訳で,レシピを改訂.ナツメグを材料に加えただけ.

材料 牛豚合挽肉400g, タマネギ小1個 (2人前程度)

調味料・香辛料
  塩 小さじ1
  胡椒 少々
  タイム 少々
  ナツメグ 少々
  1. タマネギは,細かく刻む
  2. 挽肉・刻んだタマネギ・調味料・香辛料をよくコネて成形し,ハンバーグパテにする
  3. フライパンに油を薄く引いて,強火でなじませる
  4. ハンバーグパテの表面 (表・裏・側面)をよく焼く (少し焦げる程度)
  5. フライパンを濡れ布巾で冷まし,蓋をしてハンバーグパテを低温でゆっくり焼く.
  6. 厚みによるが,8分~10分程度,中までしっかり火を通す
前の版で「コツは最後にゆっくり焼くこと」と書いた.偶然,テレビで水島 弘史さんの説明を聞き,理に適っていることがよくわかった.この方は,たくさん本を出されている.ボチボチ,読んでみるつもり.
 

2016年8月14日日曜日

ゴーヤチャンプルのレシピ



「ゴーヤーの選び方」によると, ゴーヤは新鮮であるほど栄養価が高くかつ苦いそうだ.苦みが豚肉とも卵とも豆腐ともよく合う.

材料

  • ゴーヤ
  • 豚肉 (薄切り.部位はどこでも良い)
  • 木綿豆腐
  • 鰹節
  • 醤油,酒,オイスターソース,出汁
  • 小麦粉
作り方
  1. ゴーヤは,両端を落とし,半分に切って中綿を取る.適当な薄さに輪切りする.ボールなどに入れて,塩を適当に振り,良く揉む.10分程度おく.
  2. 木綿豆腐の水切りをする.適当な皿に載せて,電子レンジで1~2分加熱するのが早い.適当な厚さにスライスする.
  3. タレを作る.お酒1:醤油1:オイスターソース1:濃いめの出汁1を基準に.
  4. 豚肉に薄く小麦粉をまぶす.
  5. 卵を2,3個,溶いておく.少し出汁を混ぜておくとよい.
  6. 塩に漬けておいたゴーヤを良く洗う.サッと茹でるやり方もあるが,直に焼いても何とかなる.
  7. オリーブ油を薄く引いて,少し焦げる程度に豆腐を炒め,さらに水分を飛ばす.炒めた豆腐を取り分けておく.
  8. オリーブ油を薄く引いて,豚肉を軽く炒め,ゴーヤを足してさらに炒める.豆腐を加えてさらに炒め,タレをかけて水分を少し飛ばす.そこへ溶いた卵を回し入れて,少し固まる程度に火を通す.
  9. 皿に盛り付けて,鰹節をかけて,出来上がり.
ゴーヤの苦味の取り方と下処理/下ごしらえ」によると,下ごしらえに砂糖を使うと苦みが塩だけよりも感じにくくなるらしい.今度,やってみよう.

タレは,醤油・オイスターソースともに薄めの方が,ゴーヤの苦みや卵の柔らかさがわかって美味しいと思う.

2016年8月6日土曜日

キュウリのたたきのレシピ

「キュウリをたたくと美味しくなる訳」によると, 味が染み込みやすくなって美味しいそうだ.包丁で切ると断面がスッパリしていて,比べるとそうかもという気もする.単純に,破壊衝動を発散できる(?)ような気もする.

材料
  • キュウリ
  • ショウガ
  • 醤油,ごま油,米酢,酒,塩
作り方
  1. タレを作っておく.醤油1,ごま油1,米酢1,酒1,塩少々の割合で作ってみると良い.
  2. ショウガは細かく刻む.
  3. キュウリを洗い,ヘタを落とす.
  4. まな板の上で,すりこぎやピンなどでキュウリを文字通りたたく.やり過ぎるとグズグズになって,美味しくならない.回しながら,割っていく感じ.
  5. ボールなどにたたいたキュウリを入れて,刻んだショウガとタレをかけて和える.
  6. 冷蔵庫で少し冷やして,キュウリとタレを馴染ませる.キュウリから大量の水が出る.
  7. 器に盛り付けて,出来上がり.
冷やして食べると美味しい.新鮮なキュウリほど,うまくできる.古いキュウリは中がグズグズになりやすい.

キュウリのたたきに限らず,タレは基本の割合から色々変えて試してみると良い.別のものを加えるのもあり.きっちりと計るやり方も良いが,家庭料理は色々試すのが楽しいと思う.