「常識を疑え!」というとおり,「強火で焼いてもうまみはとじ込められない」とか,「野菜は弱火で炒めると水っぽくなる(というのは間違い」とか,数多の料理本・レシピで頻繁に言われることをひっくり返す本.「そこ(料理)には,“適当な”感覚の世界ではなく,“厳密な”科学的な世界があります」という主張に貫かれている.
概略は,以下のとおり.
三つのルール良いところ:
火加減
- 火加減
- 塩加減
- 切り方
低温加熱ではなく低速加熱塩のルール
80%ルール ― 焼く前の重量の80%~85%で焼き上がり
焼き始めの肉から出てくる水分は,アクなのでふき取る
適切な塩の量は,素材全部を合わせた重量の0.8%
切り方のルール
まっすぐな包丁でまっすぐに切る
正しいフォーム,包丁の持ち方で切る
- 提示されるルールが簡潔でわかり易い
- 野菜炒めとか,作ってみたくなる
- 切り方のフォームは,写真付きでわかりやすい
- (著者がフランス料理出身のため(?)) 日本料理,中華料理等については具体的な記載はない (野菜炒めは出てくる)
- 文字大き目・行間広めで読みやすいが,記述量は少なめに感じられる
- イラストが,かわいくない
とにかく,今度,野菜炒めを作ってみよう.
美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる!
2010/2/25
水島 弘史
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